Linet
リネット

革新的な医療用ベッド

患者介護用のエレガンサ5(Eleganza 5)ベッド設備の設置実例リネット

活動

ズビニェク・フロリーク(Zbyněk Frolík)写真提供:リネット

リネットは21世紀の病院ベッドを製造しています。同社の創業者であるズビニェク・フロリークは、技術者のチームと共に伸縮自在の支柱を装備したベッドのモデルを用意し、ベッドのデザインを根本的に変更しました。この基本モデルには、最先端のエレクトロニクスとサーボモーターが追加され、患者の快適性を考慮したベッドが作られました。

集中治療室のベッドは、同社が提供する主力商品です。その自動制御された位置調整システムは、床ずれのリスクを軽減します。ベッドは傾けることが可能で、それにより医療スタッフの包帯や衛生に関する作業が楽になります。ヘッドボードは、呼吸の問題が生じたときに苦痛を軽減するような位置、また、食事や読書をしたりテレビを見たりするときに非常に快適になるような位置に設定できます。より快適な座席は、長時間横たわったときに起こる肺の炎症のリスクを軽減します。

高さ調節、側方傾斜および引き出し側のサポートは、患者がベッドから安全に出るのを補助します。適時かつ適切に体を動かすことは、病院での滞在期間を必要最小限の時間に短縮することができます。このベッドは、患者の動きやベッド上の存在を監視することができるので、転倒予防はもう1つの重要な機能となっています。

リスクのレベルに応じて、2つの監視モードを使用できます。このベッドの監視システムは、病棟内のベッドすべての主な安全機能を継続的に監視します。医療スタッフは、コンピュータ、タブレット、または携帯電話で情報を得ることができます。特別な設計により、患者はベッド上で直接X線撮影ができるため、X線科に輸送する必要はありません。また、患者の現在の体重を表示し、変化を知らせる統合自動スケールにより、全体的な快適性も強化されています。

過去と現在

呼吸の問題に対して苦痛を軽減する位置にあるエレガンサ5ベッド 写真提供:リネット

同社の創業ズビニェク・フロリークは、プラハのチェコ科学大学で人工頭脳学を専攻し、卒業しました。チェコ科学アカデミーに1978年から1988年まで勤務し、それからチェコ最大の病院の技術部門のトップになりました。その場所で彼は、病院ベッドの技術に興味を持ちました。共産主義政権崩壊後の1990年に、彼はリネットを創業し、病院ベッドやその他の付属品の生産をゼロから始めました。数々の革新により、同社は技術主導者になっています。今日、同社は4大病院ベッドメーカーの1社にランクされており、世界中の100国以上に病院ベッドを販売しています。現在、リネットはフランス、スウェーデン、アメリカなどにおいて、15の子会社を経営しています。2011年以来、同社はオランダを本拠地とする多国籍企リネットグループSE(LINET Group SE)の一員となっています。

雑学的知識

ズビニェク・フロリークは、次の1つのルールにしたがって経営を行っています。「私たちは価格で競争するのではなく、技術で競争します。たちが生み出す製品やサービスはいずれも、ライバルには見出せない何かしらの独自の特徴を持っているのです。」リネットのベッドで眠った著名人のリストには、チェコ大統領ヴァーツラフ・ハヴェル、俳優トム・クルーズ、イタリアの政治ベルルスコーニなどが掲載されています。

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