AVAST
アバスト

セキュリティソフトウェア

1990代の創業 写真提供:アバスト

活動

アバストは、世界最大のセキュリティソフトウェアプロバイダの1つです。新世代の技術を使ってサイバー犯罪者と戦っています。アバストは、世界中の4億4000万以上のユーザーを保護し、最大規模かつ最先端の脅威検出ネットワークの1つを管理します。アバストはチェコ共和国で創業され、今でもこの国に本社を構えています。プラハとブルノのオフィスでは、1200人以上の人々が働いています。同社には、(例えば)ドイツ、イギリス、ロシア、アメリカ、中国、日本に関連会社があります。アバストは、2016年に競合他社であるAVGテクノロジー(AVG Technologies)を買収し、最大のユーザー基盤を獲得しました。

過去と現在

1988年は、プラハ数学機械研究所のパベル・バウジシュ(Pavel Baudiš)がビエナ(Vienna)と名付けられたコンピュータウイルスのサンプルを目にした年でした。彼は、それを取り除くためのプログラムを書いて、同僚のエドゥアルド・クチェラ(Eduard Kučera)に見せました。その直後に、彼らはアバストの作成と配布を行う協同組合を設立しました。

1990代初頭に、彼らは同名の会社を設立して事業を始めました。バックグラウンドや融資、コネはなくとも、情報技術の非定型分野に強い関心を持っていたので、彼らは純粋に事業に打ち込みました。彼らには当時(現在と同様に)、に対してもいつでもインターネットのセキュリティとアクセシビリティを確保し、コンピュータの攻撃から世界を守るという目標がありました。誰もが無料で恐れることなくインターネットにアクセスすべきだという信念のもと、同社は、世界初とされるものの1つである“freemium”(「フリーミアム」)モデルの公開を開始しました。ウイルス対策プログラムの基本バージョンを提供するという決定は、グローバルな成功への第一歩となりました。もう1つの重要なステップは、英語だけでなく中国語、アラビア語やその他の言語でも製品を提供することでした。今日、アバストは44000以上のユーザーを保護し、そのソフトウェアは世界中のコンピュータの40%にインストールされています。

ウイルスが現在がっているのか、アバストの専門家がどのように現在の状況に対応しているかを示す世界のデジタルマップ 同社の職場のある光景、写真提供:アバスト

毎月、アバストは3050回の攻撃を回避しています。2016年には、1億2800万回のランサムウェア攻撃をブロックしました。これは、同社が、世界中の44億を超えるセンサーからのデータを継続的に受信する、クラウドベースのセキュリティツールを開発したためです。同社には、脅威が明らかになる前にそれを止めるのに役立つ、広範な情報源があります。モバイル脅威データベースには、600万の悪意あるコードのサンプルが記録されています。セキュリティソフトウェアは、ますます複雑する脅威に直面しなければならないため、より速く、よりスマートで、より効率的でなければなりません。アバストは、ビッグデータ、人工知能、詳細な脅威分析ツールを使用して、リアルタイムでサイバー脅威を特定、検出、除去し、にとってもインターネットをより安全にします。

近年、インターネットに接続されるデバイスの数は、ほぼ3倍に増加すると予想されています。携帯電話で操作するセキュリティカメラが装備された住宅、食品の量と種類を追跡し、必要に応じて商品を注文できる冷蔵庫私たちは、ウェブに接続されたコンピュータによって管理されるスマートハウスを構築しています。類似のデバイスに対するハッカーの攻撃は、すでに記録的な数字に達しています。アバストは、増加しているこのような脅威からユーザーを保護したいと思っており、そのために、スマートホームネットワークの新しいセキュリティを提案しています。

雑学的知識

なぜ、”avast”という珍しい言葉が会社名になったのでしょう。同社の創業者の1人は、昔の海賊に対する言い回し“avast ship!”(「船を停めろ!」)からインスピレーションを受けました。この号令で船員たちは、標的として選んだに対し、帆を降ろしてすぐに航海を停止するよう命じていたのです。アバストの創業たちは、海賊を迅速に阻止し、他の人々がインターネットの海を安全に「航行」できるようにするための努力を、象徴的に表現したかったのです。

アプリで展示ガイドをご覧いただけます。